サッカー戦術分析

チャンピオンズリーグのプレーを徹底解説!【ユベントス VS アヤックス】

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アヤックスのホームゲームとなった2018−19シーズンのファーストレグ。ユベントス VS アヤックス。アヤックスはレアル・マドリードを下して勢いに乗っている。対するユベントスはベスト16でアトレティコをセカンドレグのクリスティアーノ・ロナウドのヘッド2発とPKで劇的な勝利を掴み、勝ち進んできました。

この記事では、アヤックス、ユベントスの巧みなプレーのハイライトを、欧州サッカー観戦歴20年の筆者が解説します。ユベントスの一瞬でスペースを作り出す連動性とロナウドの巧みなランニングに注目です!

なお、この試合はチャンピオンズリーグの独占放送をしているDAZNで観戦しました。

スターティングメンバー

アヤックスのスタメンには若いデ・リフトとバルセロナへの移籍が決まっているデ・ヨングが並ぶ。この試合では前線のタディッチが何度もユベントスのディフェンスラインの間のスペースにポジションをとってボールを受けて、ポストプレーからシュートチャンスを作っていた。

対するユベントスは、いつものスターティングメンバー。前線は左にクリスティアーノ・ロナウド、右にベルナルデスキ、真ん中にマンジュキッチ。クリスティアーノ・ロナウドが加入した今シーズン、ユベントスはサイドからのクロスの本数が昨シーズンよりも大幅に増えている。ロナウド、マンジュキッチをターゲットに、アレックスサンドロやカンセロからのクロスでチャンスメークしており、この試合でもその形からゴールシーンが生まれた。

【ハイライト】タディッチのハーフスペースでのポジショニング&ポストプレーから立て続けにチャンスが

アヤックスは前半立ち上がりから、タディッチがユベントスのアレックスサンドロ、ルガーニの間にポジションをとり、アヤックスの右ウイング、ツィエフとのコンビネーションでシュートチャンスを立て続けに生み出していく。

ペナルティエリア角の狭いスペースでタディッチとツィエフのワンツーからツィエフがシュート。

再び、今度はペナ正面でタディッチがユベントスのバイタルエリアでボールを受けて、ポストプレー。ツィエフに落として、ツィエフがシュート。惜しくもゴール左隅に外れる。

さらに、またもやアレックスサンドロのサイドからアヤックスが攻撃を仕掛ける。タディッチがサイドに流れてボールをもらい、マイナスのグラウンダーのクロスを、トップ下の若いファン・デ・ベークがシュート。惜しくもゴールポスト左に外れるが、タディッチが決定的なチャンスメーク。

【ハイライト】ヘッダーのロナウドにボールを集めてチャンスメーク

序盤は攻めていたアヤックスだが、ユベントスも反撃を仕掛ける。今シーズンのユベントスは昨シーズンから戦い方が大きく変更されている。クリスティアーノ・ロナウドの加入によって、サイドからのクロスの本数が1.5倍以上に。ユベントスは、ヘッダーであるロナウドとマンジュキッチをサイドに流して、比較的高さのないサイドバックとのギャップをついてハイボールを納め、そこをカウンターの起点にする攻撃パターンが増えている。

ロナウドはヘッダーとして合わせるだけでなく、自ら1試合平均で2本のクロスを供給している。サイドに流れてサイドバックを外してクロスを合わせるのが抜群に上手い。そしてロナウドかマンジュキッチがサイドに流れることで、センターが空いてくる。そこを残ったロナウドかマンジュキッチのどちらかが押し込むパターンだ。または、2列目のマトゥイディや少し下がり目でボールを受けるディバラやベルナルデスキが押し込むパターンが多い。この試合でもサイドからのクロスをヘッダーが合わせて、ベルナルデスキがこぼれ球を詰めるという攻撃パターンが見られらた。

左サイドのアレックスサンドロがアーリークロス。そこにロナウドが合わせてボールを落とす。

こぼれ球をベルナルデスキがシュート。わずかに枠の外。

【ハイライト】ユベントスの一瞬でスペースを作り出すチャンスメーキングと、ロナウドの巧みなランニング

そして次はユベントスのゴールシーンだ。この試合の一番のハイライトである。

まずこの動画を見て頂きたい。

クリスティアーノ・ロナウドはかつての高速ドリブラーからワンタッチゴーラーへと、そのプレースタイルを変貌させてきた。このワンタッチゴールを生み出しているのは、巧みなランニングのコース取りと、スペースを見出す能力である。この得点シーンも、この嗅覚が遺憾無く発揮されている。さらに、ユベントス攻撃陣の意思疎通の取れたランニングによるスペースメイキングが素晴らしい。

まず、左サイドでディフェンスラインからのボールをベンタンクールがキープしてロナウドに預ける。ロナウドが中央でポストプレー。この時、ロナウドにはアヤックスのセンターバック、ブリントがチェックにきていた。そのため、アヤックスのサイドバックとセンターバックの間には広大なスペースが空いているのが分かる。

ロナウドは中央でボールを受けて、そのままユベントスの右サイドバック、カンセロに展開。ここで、より高い位置にポジションをとっていたベルナルデスキに預けると、そのままベルナルデスキがサイドバックとの1対1からクロスか、カットインしてシュートか、カンセロのオーバーラップを待ってカンセロがクロス、といったプレーとなっていたはずだ。何れにしてもサイドバックにディレイされて時間がかかってしまうと、せっかく空いた広大なスペースが、アヤックスのセンターバックの絞りやミッドフィルダーのバックプレスで埋められてしまう。カンセロに預けるというこの時のロナウドの判断が、この後のビッグチャンスを生み出した。

さあ、実際のプレーを見てみよう。ロナウドはカンセロにパス。この時、右ウイングのベルナルデスキは、カンセロにボールが入る前から、右サイドをダッシュ。対峙するアヤックスの左サイドバック、アルゼンチン代表のタグリアフィコを釣り出す。ベルナルデスキは、中に絞らずにより高い位置を取ることで、タグリアフィコは中央の広大なスペースを埋めることができない。同じく、左サイドの高い位置にいたマンジュキッチも、中に絞らずに縦にダッシュしており、アヤックスの右サイドバック、フェルトマンを絞らせない。

次に注目したいのは、ユベントスのセントラルミッドフィルダー、ベンタンクールの秀逸なランニングである。

右サイドのベルナルデスキ、左サイドのマンジュキッチの動きを瞬時に把握して、自分より後ろにポジションをとっていたロナウドのためにスペースを作る動き出しをしている。ロナウドよりも高い位置にいたベンタンクールは、深い位置にポジションをとっていたアヤックスのセンターバック、デ・リフトの前を横切るようにして左から右前方へとランニングする。この動きにデ・リフトが釣られたことで、ロナウドが走り込むスペースが生まれた。そのスペースを瞬時に察知したロナウドは、猛然とダッシュし、チェックにきていたブリントを置き去りにしてゴール前にこれから生まれるであろう、デ・リフトとフェルトマンの間のスペースに走り込む。

マンジュキッチ、ベルナルデスキ、ベンタンクールが作り出した(アヤックスに埋めさせなかった)スペースに対して、カンセロが絶妙なアーリークロス。ゴール前のホワイトスペースに猛然と走り込むクリスティアーノ・ロナウドにドンピシャに合わせる。

全力ダッシュしたロナウドの強力なヘッドが炸裂。ボールはアヤックスのゴールキーパー、オナナの左手を弾いてゴールへ吸い込まれた。

ベンタンクールからロナウドにボールが収まってから数秒間で、前線のプレーヤーが連動してスペースを生み出し、見事に生かし切った素晴らしいプレーと言えるだろう。

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チャンピオンズリーグはDAZNの独占放送【ハイライト&見逃し配信が充実】

チャンピオンズリーグのラウンド8、ファーストレグが終わり、今度はセカンドレグが楽しみになってきた。チャンピオンズリーグの観戦はDAZNの独占放送となっている。放送は深夜、早朝も多く、ライブ配信は視聴できない方も多いだろう。DAZNではハイライトや見逃し配信も充実している。初回登録では31日間の無料視聴期間が付いてくる。もちろん期間中の解約もできるのでオススメだ。

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